カラーコート【登場】2015/12/18
[メンズ]東京・トレンドチェック 期間:2015年12月05日(土) 気温:16度 晴れ 13:30~15:15 対象:アーリーマジョリティ中心 メンズ母集団N:178人 標本数(n):10/73人
コートのカラー化(カラフル化)に注目します。 カラー化に該当する色はオレンジ系、グリーン系、イエローマスタード系、ブルー系の4色で、 コート全体の13.7%を占めました。 最頻色はグリーン系、注目色はオレンジ系、斬新色はイエロー/マスタード系であります。
色柄は広く面で目に入ってくるものなのでシーズン毎にテーマカラーを押さえることが大切だと思います。 しかしながら昨今のメンズストリートではセオリー通りには事は運んでいない様に見えます。 例えばグリーンは昨年の新鮮カラーですが、 今シーズン「ミリタリー」テーマに沿う形で色味が変化し再登場しています。 そしてカラーコートの中では、今回の集計に限っては最頻色でありました。
この部分だけを切り取ると、法則性は「昨年実積のトレンド色xシーズンテーマに合わせて変化」で、 最も稼げる(かもしれない)カラーバリエーションの設定ができる(かもしれない)ことになります。
ちょっと話しがずれますが、 課題はここから先のデザイン制作のプロセス変更にあると思っておりまして、 社内で議論する前にデザイナーのアイデアを「すぐに市場で試してみる」ことができる環境が 作れれば、目の前にある諸問題が多少なりとも解消し何より未来に備える事だと思うのです。 それは「デザインのデジタル化」と「デザインに分析を取り入れる」ことだと考えます。