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デザイン・コート【登場】2016.12.08

[メンズ]東京・トレンドチェック 期間:2016年11月29・30日(48週) 気温:16度晴れ・10度晴れ 14:00~15:00 母集団N:50人 標本数(n):13人

今シーズンのメンズのコートトレンドには、昨年とは異なる幾つかの新しい傾向が見て取れます。 今回はそれら変化のうち、「デザイン化(意匠化)」現象にフォーカスしてみました。 デザイン化(意匠化)の対象となるのは、ウール系のコートで昨年のチェスターブームを出発点とします。

ではいったい何が変化したのか? 3つの切り口から見て行きましょう。

1.【素材の変化】 2.【シルエットの変化】 3.【ディティールの変化】

1.【素材の変化】 リングヤーンやブークレなどの意匠糸(ファンシーヤーン)使いの生地が登場。 またアウトドア/スポーツ系の機能素材(例えばゴアテックス)使いの軽量素材、 ボアとナイロンのラミネートやサンドイッチ風仕立てが東女。

2.【シルエットの変化】 エクストリーム(極端)にボリュームのあるシルエット。マキシな長い着丈。 太った長方形シルエット。

3.【ディティールの変化】 デフォルメされた衿や袖やポケット(極端に大きな衿、落ちた肩、長い袖丈、大きなポケット)。 切り替えテクニックが再浮上。 重ね着風ディティール。 リバーシブル(表裏で表情を違える)。

インナーはカットソーのハイネックやタートル。 ベロア素材が今年風ですね。

ボトムはワイド・ボリューム系が拡大するいっぽう、 黑のスリムフィットが多数派となっています。 先端シルエットは「ストレート&クロップド」で少数派であります。

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